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2001.03.02 : 平成13年2月定例会(第5号)

◯二十九番(渡会克明君)
 皆さんおはようございます。通告に従いまして、順次質問させていただきます。
 質問の第一は、悲惨な事例が後を絶たない児童虐待問題についてであります。
 この問題は、昨年、児童虐待防止法成立直後の六月議会でも取り上げさせていただきました。事の重要さにかんがみ、再度一般質問をさせていただきます。
 残念なことに、本県におきましても、昨年、藤岡町と武豊町において二人の子供のとうとい命が親によって奪われております。そして、年が改まった現在でも、全国でこうした事態に改善の兆しはなく、厚生労働省はことし一月中旬、全国厚生労働関係部局長会議で、児童相談所など関係機関に虐待防止の迅速な対応、子供の安全確保、関係機関の連携の強化などを改めて促しております。昨年十一月の児童虐待防止法の施行間もないのに、このような指示を出さざるを得ないほど事態は深刻化しているわけであります。
 県では、今年度新たに児童虐待対応弁護士、児童虐待対応協力員を配置いたしました。また、インターネットによる二十四時間の相談受け付け体制も整備し、児童相談所の相談体制の強化を図っております。県内の医療関係者向けの虐待対応マニュアルを作成、配布するなど、連携体制をより実効的なものとするための努力には一定の評価をするところであります。また、児童相談所を初めとする関係者の皆さん方もそれぞれの現場で頑張っておられ、その苦労も見聞きしておりますけれども、残念ながら、県民の皆さんが安心できるまでの成果には至っていないわけであります。
 こうした事態を改善し、悲劇を繰り返さないためには、子供の生命の安全確保を最優先させることはもちろんのことであります。しかし、児童虐待問題は、子供を親から離せば問題が解決する、こういうわけではありません。子供たちの保護先となる一時保護所や長期親子分離の受け皿となる乳児院、児童養護施設が本当に虐待のいやしの場になっているのか、子供たちが受けた心の傷をどうするのか、虐待に至らざるを得なかった病んだ親の心のケアをどうするのか、さらには、親子関係の修復をどうするのか、この根本的問題解決の対応に迫られていると言えます。
 心の傷がいやせないまま虐待に遭っていた子供たちは、みずからが親になったときに同じ悲劇を繰り返す可能性が高いことや、万引き、深夜徘回、暴行傷害等の青少年期の非行問題の背景にも、近年、親から受けた虐待の存在が確認をされております。その影響たるや深刻なものがあるわけであります。このような連鎖を断ち切るためにも、虐待を見つけ、保護するためのネットワークから、予防から問題解決の着地点である親子関係の修復までを範囲に入れた虐待解決のための総合的なネットワークづくり、これこそ必要な段階に入ったんではないでしょうか。
 子供の虐待で一番つらい事実は、どんなに苦しくても、どんなにつらくても、虐待されている子供はどこにも逃げ場がないということであります。子供は、どんなに怖くても親のところに帰っていくしかない。一方、親の方でも、子供を虐待していることで苦しんでいるのにどこにも助けてもらえず、苦し紛れにまた子供に当たる。そうして、家庭という密室の中で親子ともに苦しんでいる場合が多い。そんな場合、だれかに苦しさを聞いてもらえたら、また、苦しんでいるのは自分だけじゃないとわかったら、随分楽になることでありましょう。
 虐待家庭は社会的に孤立している場合がほとんどであります。それだけ多くの問題を抱えた家庭である場合が少なくありません。したがって、長期のケア、サポートが必要とされる場合が多くなります。危険な状況を脱したといって放置しておいたら再度の虐待が起こってしまう、こういうこともないとは言えないのであります。そうした不幸を回避するためには、アフターケアや地域ぐるみのサポート体制が不可欠であると思います。
 そこで伺います。例えば、児童虐待に関する県民啓発パンフレットあるいはリーフレットなど用意いたしまして、多くの人々にその現状や対策などを知ってもらい、サポートしてもらうという広報啓蒙活動も重要だと思いますけれども、いかがでございましょう。広く一般の県民の方々に対する啓蒙活動としてどのようなことをしておられるのか。また、今後のビジョンとして、虐待家庭に対するアフターケアや地域ぐるみでのサポートのあり方をお示しいただきたいと思います。
 さきの厚生労働省の通知にもあるように、単なる一時的な助言や経過観察だけでは改善が望みにくいことを常に意識して、保護者の性格や夫婦関係など家族全体の抱える問題を把握すべきである、このように指摘をいたしております。
 児童虐待は一部の機関の力だけで何とかなるような問題ではなく、発見、保護からその後のケア、さらには必要な家庭への予防的支援、子育てに関する教育、地域の児童福祉に携わる関係機関、また民生委員、児童委員等の関係者はもちろんのこと、住民の一人一人がそれぞれの立場で子供を守るためのネットワークに参加しなければ、虐待により繰り返される悲劇は食いとめることができないと私は思うわけであります。
 そこで伺います。不幸にも虐待が起きてしまった場合は、その後の保護、ケアが非常に重要でありますけれども、本当は虐待が起きてしまってからでは遅過ぎます。虐待が起きないような環境づくりが最も重要と考えられますが、親が子育てをする中で虐待に至らないように子育てを支援する体制が不可欠であると思われます。とりわけそうした支援を必要としている虐待の危険性の高いハイリスク家庭をどう見つけ、どう支援に結びつけていくかという点が大変重要なポイントになるかと思います。こうした虐待の発生予防についてどのような取り組みがなされているのか、お聞かせいただきたいと思います。
 また、虐待をしてしまった親のケアについては、児童虐待防止法にも、指導を受ける義務として明文化されたわけでありますが、親との対立が避けられない立場にあり、法の施行により通告件数が急増し、子供の安全確保に手いっぱいの児童相談所だけでこうした要請にこたえるには限界があるかと思われます。親子関係を再構築する上で、虐待を受けた子供のケア、虐待をした親のケアは欠かせません。この親子の心のケアについて、長期分離の受け皿になる県内の児童養護施設等での対応も含めまして、県としてどのように取り組んでいかれるのか、お伺いしたいと思います。
 質問の第二は、学校トイレに見る教育環境の改善についてであります。
 子供も大人も、健康な人も病気の人も、すべての人にとって排せつは生きていく上での生理現象でもあります。健康上大切なわけであります。排せつのためのトイレ施設は、生活上欠くことのできないものであります。
 生まれると人は、排尿、排便のトイレットトレーニングを受け、朝起きたら排尿、排便をするなど、生活習慣として生活リズム化していきます。トイレットトレーニングの先生は親であり家族であり、保育園、幼稚園、学校の先生などであります。
 生理現象である排尿や排便が生活リズム化されることにより、健康のバロメーターとしての役割を果たしていきます。ですから、毎日利用するトイレというのは大変重要な施設になるわけであります。家庭、学校、駅、公園、文化施設、高速道路のパーキングなどなど、人が生活するところ、行くところ、集まるところ、すべてにトイレ施設は不可欠であり、ただ単にトイレ室があればよいというわけではなく、使いやすく、清潔で明るいトイレ施設が求められておるわけであります。
 さて、集団生活の具体的なしつけの場所である学校においては、教室や運動場と同じように、トイレは重要な教育施設であります。ところが、学校のトイレは五K、すなわち、暗い、臭い、汚い、怖い、壊れていると言われておりまして、結果、トイレに行けない症候群とも言うべき傾向が広がっているとも聞いております。老朽化した学校トイレが子供たちの心のバリアとなり、ストレスや登校拒否、中学、高校では、教師の目を盗んでいじめや喫煙の場となったり、非行の温床になっている側面も見受けられます。また、無理に我慢をして健康に悪影響を与える例もあり、トイレの環境は子供たちにとっては大問題であり、最近では、清潔で快適なトイレへの改修が全国的に広がっております。
 子供たちにとって、学校は多くの時間を過ごす生活の場であります。トイレの快適性は、子供たちの健康面や生活面に密接にかかわっており、学校もトイレも、子供たちの大切な生活空間として親しまれる場所に変える必要があります。健康面やしつけ面では、日常の保健や教科、そして学級活動などの中で、自分自身の健康は自分で管理できる力を養成する必要があります。また、子供たちみずからがトイレなど学校全体で使用する場所をきれいに使うなど、集団生活での基本となるマナーを身につけさせ、集団生活でルールを守ることを大切にする心を育てていく必要があります。
 学校トイレの問題は、教育委員会や自治体、教育・建築関係者の間で関心が広がりつつあり、特に、平成十年度の補正予算で文部省がトイレ改築等に係る予算に対する補助制度を充実させて以来、関心は全国的に広がっております。また、文部科学省は、平成十三年度の公立学校施設整備費予算千六百十九億円のうち、大規模改造事業予算を昨年度の倍増の約百十三億円としております。
 従来、学校施設の大規模改造事業等においては、学校一校当たりの事業費二千万円以上の場合について、国は補助対象の下限額としてまいりました。学校における老朽トイレの改善を促進するために、補助下限度額を二千万円から四百万円に引き下げ、補助基本額を四百万円以上二億円以下としたところであります。これまでの大規模改造事業が空き教室改築などとの複合事業が条件であったものを、学校トイレ改造工事を単独事業でも補助対象とする措置が図られることになりました。補助対象校は、小中学校、中等教育学校(前期課程)、そして盲・聾・養護学校、幼稚園となります。これを機に、全国で改善が進むと思われます。
 今回の予算案化によって、全国の自治体でトイレ問題解消に向けた動きが出てくると思われ、同省初等中等教育局は、学校は勉強だけではなく、生活の場と言えるので、きれいにするのは重要なことであり、積極的に推進してほしい、このように期待をしております。
 そこで伺います。いずれにしましても、子供たちの良好な教育環境を保障するため、施設や設備の改善は緊急の課題でありますが、この補助制度は申請主義であり、積極的に申請するように各市町村にも働きかける必要があると思いますが、どのような対応をしているのか。また、今後さらに考えていることがあるのか、お伺いをいたしたいと思います。
 こうした新しい潮流の中で、最近では単に学校トイレを改善する動きが活発になりつつあるだけではなく、トイレ改善が子供への心理的、教育的効果につながるとか、PTAや学校事務職員などにも関心が広がってきた。学校トイレのバリアフリー化、地域への開放、そして学校トイレづくりを総合的学習に生かすと、こういった関連分野への付随的効果についての評価も注目されているところであります。
 我が党といたしまして、こうした実態を重く見まして、先月になりましたけれども、二月に愛知県下の小学校九百八十五校を対象にアンケート調査を実施いたしました。子育て奮闘中の大勢のお母さん方の御協力をいただきまして、約二万人の小学生の皆さんから聞き取りを行いました。その調査の結果の一部を見ますと、施設設備は市町村によっては多くばらつきがあります。しかし、大方が老朽化しており、先ほど申し上げましたように、五Kのために行きづらい、和式ばかりで使いづらい、このように不満を持っている状況が浮き彫りになりました。もう一面では、トイレで排便をすることをどう思うかとの問いに、「できるだけしたくない」「絶対したくない」という回答が大半を占めました。施設設備以外のその理由では、人に見られると恥ずかしい、冷やかされるのではないかと思う、以前冷やかしやいじめに遭ったからなど、精神面で非常に神経を使っている子供たちが多いことに改めて驚かされたわけであります。
 子供たちにとって大きなストレスの一因が学校トイレに存在するという結果が出たわけであります。心身の健全な発育に対して大きなブレーキとなっている現実を考えたときに、施設設備のグレードアップのみならず、学校挙げての教育問題として取り組む必要があるかと思います。
 心豊かな教育環境をつくるためにも、今までの五Kから、例えば五A、つまりは、新しく、明るく、安心でき、温かく、愛されるトイレづくりが今求められていると思います。
 トイレは、学校全体からすればほんの一部分かもしれませんが、しかし、現実に困っている子供たちがいる以上、立派な教育問題の一つであり、こうした問題意識を持ち、教育行政として機敏に、誠実に対応していくことが、必ずや学校再生の一つにつながると信じております。日常の教育活動を通じて公徳心を養成するとともに、教育効果を高めるためにも、トイレの環境改善を推進することが重要であると考えます。
 そこで伺います。学校トイレについて、教育問題としてどのようにとらえているのか、教育長の御所見をお聞かせいただきたいと思います。
 最後に、質問の第三は、愛知県の外国人の職員採用について伺います。
 昨年六月議会で知事は、職員採用時における国籍条項の原則撤廃を表明されましたが、その後の進捗、検討状況及び諸課題についてお伺いをいたしたいと思います。
 国においては、外国人の地方参政権付与の問題について毎回の国会において議論を行っておりますけれども、結論を出すに至っていないのが現状であります。それと深くかかわりを持つのが、公務員の採用に関する国籍条項をめぐる問題であります。
 一般事務職採用の国籍条項の撤廃は、平成十二年度の試験では、神奈川、三重、滋賀、大阪、鳥取、高知、大分、沖縄の八府県と、札幌、仙台、川崎、横浜、名古屋、大阪、神戸、広島の八市が行っております。本県もその一つになることは、人権公平の観点からもぜひとも行っていくべきであると思いますし、広く人材を確保する必要もあろうかと思います。また、自治省によりますと、都道府県と政令市に勤める外国人の常勤一般職員は、平成十年度が七百七十八人で平成四年度の二倍となり、現在もふえ続けているようであります。
 そこで、初めに伺うことは、知事は外国人の採用についてできるだけ門戸を開いて、一般事務職を含め、来年度の職員採用試験から実施できるよう精力的に検討することを表明しておりますが、その検討状況について伺いたいと思います。
 次に、採用された外国人の採用後の業務内容、昇進や昇任の面に差別が生じるおそれがあるという問題についてであります。
 これは、採用に当たって戸籍条項があるのは当然の法理として、公権力の行使または公の意思形成への参画に携わる公務員となるためには日本国籍が必要との内閣法政局見解に基づく規定であり、撤廃後も何らかの制約が想定できると思われます。採用はされたが、日本人と外国人では従事できる仕事の範囲が異なり、また、昇進、昇任面でも差が生じることが想定できます。採用時におけるわかりやすい説明が必要であると考えます。
 この件については、現在、全国各地の地方自治体で論議が活発となっておりますが、ある首長は、社会情勢を勘案して市長が判断するとしていたり、市の職務権限に照らすと課長以上は公権力を行使する可能性があるという見解もあり、公の意思形成への参画がどの役職以上を指すのか。また、公権力の行使に当たる職種の特定をせずに無責任に採用することは、採用される側にとって不利益をこうむるおそれもあり、そうしたことへの万全な対応が必要であると考えます。
 そこで質問でありますが、公権力の行使及び県の意思の形成への参画に携わる職にはつけないと聞いておりますが、外国人が採用された場合に、任用上のトラブルが発生するおそれはないのか、お伺いをいたします。
 以上三問、私の壇上からの質問といたします。ありがとうございました。(拍手)



◯健康福祉部長(大見賢治君)
 児童虐待問題についてのお尋ねのうち、県民の方々への児童虐待に関する啓蒙活動でありますが、本県では、昨年十一月のいわゆる児童虐待防止法の施行に合わせまして、法の趣旨や児童虐待の発見、通告の重要性について、広報あいちやラジオを通じて啓蒙活動に努めてまいりました。また、市町村に対しましても、ポスターの配布や広報紙への掲載をお願いして啓蒙活動に努めていただいているところでございます。
 今後は、アフターケアや地域サポートの重要性についても意を用いた広報を行うほか、子供とのかかわりが密接な教育関係者向けマニュアルの作成、配布などを行い、県民の方々への一層の啓発に努めてまいります。
 また、これらの啓発活動にあわせ、児童委員や子育て支援センター、NPOなど地域の社会資源を活用しながら、社会的に孤立する可能性が高い家庭への地域ぐるみの支援の輪が広がるよう努めてまいりたいと考えております。
 次に、児童虐待の発生予防についてであります。
 虐待は一たん進行いたしますとその対応は困難をきわめるため、虐待に至る前の段階でいかに発見し、適切に支援していくかが重要であると思っております。
 現在は、虐待の危険性の高い、いわゆるハイリスク家庭を発見するために、市町村が行う一歳六カ月児や三歳児の健康診査時において、不自然なけがなどの発見を初め、発育状況や家庭での養育状況のチェックを通じて、虐待の発見にも努めていただいておりますが、来年度からは、この健康診査時に保育士と心理相談員を配置することにより、親子の遊びを通じて、育児が不適切な親や虐待する可能性の高い親を見抜き、早期の対応に結びつけるための育児支援強化事業が制度化されますので、その実施を市町村に働きかけていきます。
 また、虐待の発見から支援に結びつけていくために春日井市が実施しております児童虐待防止市町村ネットワーク事業や、来年度から設置いたします危機児童・家庭サポートチームを活用して、より適切な支援に努めてまいりたいと考えてております。
 次に、親子の心のケアについてでありますが、来年度から、児童相談所に配置する専門医による診察、相談を通して、被虐待児や虐待を行った保護者に対する専門的な心のケアに努めるのを初め、保健所における精神保健福祉相談員や保健婦による相談、市町村保健センターにおける検診、指導、あるいは十一月にオープン予定のあいち小児保健医療センターにおける相談、治療を進めることによって心のケアを進めてまいりたいと考えております。
 また、長期分離の受け皿となる児童養護施設などについても、保護措置費で認められた虐待児個別担当職員の増員と心理療法職員の配置を進めるとともに、虐待を行った保護者とその子供の良好な親子関係を再構築して、再び一緒に生活できるようにするための親子生活訓練室の設置費が認められることとなりましたので、これを活用することにより、児童養護施設などにおける心のケアがより行いやすい体制を整備してまいりたいと考えております。



◯教育長(渥美榮朗君)
 学校のトイレについてであります。
 議員御指摘のように、平成十三年度から小中学校等のトイレ単独の改造の場合も、事業費四百万円以上であれば補助対象となるように改善されることになりました。
 県教育委員会といたしましては、去る二月十四日に開催をいたしました市町村教育委員会施設主管課長会議におきまして、この補助制度を活用して、早急にトイレの改造について取り組んでいただくようお願いをいたしたところであります。
 また、学校トイレの環境改善に積極的に取り組んでいる他県の市町村の事例もございますので、それらの情報を収集し、県内の市町村に提供いたしまして、この事業が推進されるよう努めてまいります。
 次に、教育問題としてどのようにとらえているのかということでありますが、排せつは体を維持するために不可欠な行為でありますので、学校で子供たちが友達の目を気にしてトイレに入れないことや、友達がトイレに入ることを冷やかしたりからかったりすることはあってはならないことであるというふうに思います。まして、そのことが集団によるいじめとなるというようなことは許されるものではありません。たとえ軽い気持ちであっても子供たちがそのような言動をしないよう、学級における保健指導などで常々、食べること、寝ることと同じように排せつすることは大切であるというようなことも指導いたしております。また、申し上げましたように、トイレの環境を改善することは今日的な課題であるというふうに考えております。
 今度とも、教師が子供たちの健康状態によく注意するとともに、トイレの利用状況にも目配りをし、子供たちがトイレを我慢して健康を害することがないように留意をしてまいりたいと考えております。



◯総務部理事(川橋正司君)
 次に、外国人の採用についての検討状況についてのお尋ねでございます。
 現在、採用に当たって、日本国籍を必要としている職種につきましては、事務職、土木職、建築職、獣医師職など三十五職種ございまして、採用後に携わることができないこととされております法令に基づく許可、認可、立入検査などの公権力の行使に該当する事務や、地方公共団体の施策の企画立案あるいは決定など県の意思の形成への参画に携わる職の範囲につきまして、精力的に検討しているところでございます。
 採用後、任用上のトラブルが発生するおそれはないかとのお尋ねでございます。
 外国人は公権力の行使に該当する事務を行うことや、県の意思の形成への参画に携わる職につけませんが、このような事務や職があることを受験希望者に、例えば受験案内等で事前に周知徹底を図るとともに、採用に当たりましても、こうした任用上の制限があることを本人に十分理解、納得させた上で採用することにいたしたいと考えておりまして、トラブルが生ずることのないよう、万全を期してまいりたいと存じます。



◯知事(神田真秋君)
 外国人の採用についてでございますが、これまでの議会において、できるだけ門戸を開いていきたいと、このように答弁をしてまいりましたが、日本に居住する外国人の職業選択の自由の保障、また、真に国際化の要請ということを考えまして、国籍要件を必要としている事務職など三十五職種につきまして、現在、さまざまな角度から検討を進めているところでございます。
 その結果を踏まえて、可能な限り多くの職種について国籍要件を撤廃することとし、また、就任できる職もできるだけ広範囲にしたいと考えておりまして、そのような考え方に立って、平成十三年度の職員採用試験から実施してまいりたいと考えております。



◯二十九番(渡会克明君)
 御答弁をいただきました。私、一点だけ要望をさせていただきたいと思います。
 児童虐待についてでありますけれども、昨日もお二人の方が、きょう、私を入れまして三人質問させていただきました。悲しいかな、愛知県に死亡の、子供さんが亡くなるという、こういったことで全国的に脚光を浴びたわけでありますし、現在も脚光を浴びております。
 私は、きのう、きょうの答弁を伺いまして、非常に間口が広がりまして、こうやります、ああやりますということが非常に多く受け取れます。どうかですね、一つ一つをきっちりやっていただきたい。そうすれば、必ず結果が出るというふうに信じております。やはりやらなくちゃいけないことがふえまして、皆さん方大変だろうかと思いますけれども、どうか答弁していただいたことを確実にお願いしたいと思います。
 私、要望は、先ほど、県民への啓発活動ということもお話をしました。要は、地域サポート運動と申し上げましょうか、要は、住民一人一人の方々も児童虐待を理解していただいて、そして御協力をいただければ、これは減っていくだろうという、こういうことなんです。だから、役所というか、行政が連携をするだけでは、これはもうだめであります。
 今回、環境、情報、連携ですか、知事が言われましたけれども、いわゆる県民との連携、まさしく私はこれだと思います。そういう意味で、県民への情報提供、そしてそこから情報をもらう。現場に知恵があり、情報があるわけですから、そういう意味では、一つ一つ丁寧にやっていただきたいと思います。
 以上、要望として、終わります。

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